大会趣旨文

今、日本は歴史始まって以来の深刻な危機的状況に陥っています。

若者たちの非婚・晩婚の増加により、合計特殊出生率は1995年以降、1.5を下回り続けており、2000年には1億2000万人いた日本の総人口も2050年には1億人割れし、さらにその後、わずか50年間で5000万人を下回ると推計されています。


2050年には65歳以上人口比率を示す「高齢化率」が38%まで上昇し、生産年齢人口の極端な低下は、深刻なまでの生産力の低下を招くことになるでしょう。国家の財政は逼迫し、国民を守る社会保障制度は、その維持が困難になり、地方都市の消滅、インフラ老朽化など、日本全体の過疎化、老朽化、貧困化が進んでいくと見られています。


また国力の低下は、東アジアにおける日本のポジションにも大きな影響を与え、中国、韓国、北朝鮮との関係をはじめ、東南アジア諸国との関係性も今とは大きく異なるものとならざるを得ません。

未来の日本の厳しい状態は、当然ながら、現在の高齢者たち以上に若者たちにとって、より深刻な課題です。しかしながら現在の日本において、若者たちはこれらの問題を自分の問題として真剣に考え、また自らの意見を社会に発信していく空気が薄いように感じられます。


2050年には、現在の20代、30代の若者たちが50代、60代になっていることを考えれば、今、日本が抱えている未来に向かっての懸案事項は、若者たちに取ってこそ深刻な課題であり、若者たちこそが当事者なのです。

そのことを考えれば、今こそ若者たちが日本の未来を真剣に考え、また自らの考えを、声を大にして発信していかなければならない時なのです。


今大会「提言 JAPAN 2050 Youth Fes.」は、若者たちが日本の未来について真剣に考え、議論し合い、自分たちの考えを社会に発信していく場として企画するものです。今大会を契機として、若者たちが国や社会の問題に真剣に取り組み、自らが国家の主権者としての自覚のもと、若者たちによる議論の活性化がさらに推進していくことを心から願うものです。


提言 JAPAN 2050 ユース・フェスティバル実行委員会 一同